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エリック・サティゆかりの街、アルクイユ Arcueilを散策する(パリ郊外)

こんにちは。今日は、パリの南から2kmほど離れた郊外の街「アルクイユ」に出かけた日のことを記事にしたいと思います。日本人の調律師さんがいらっしゃるピアノ工房を訪ねることが目的でしたが、下調べをしていると、アルクイユがサティゆかりの街であることが分かりました。

エリック・サティはフランスを代表する作曲家の1人です。普段はクラシック音楽をあまり聴かれないという方も「ジュ・トゥ・ヴ (Je te veux)」や「ジムノペディ第1番 (Gymnopédie No.1)」など、どこかで1度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。そんなサティが実際に住んでいたアパルトマンやお墓が、アルクイユにありました。さっそくどんな街だったのかを振り返ってみたいと思います。

目次

アルクイユは一軒家が多く、ゆったりとした空気の流れる郊外の街。

私が住んでいるパリ16区からは地下鉄とRER B線を乗り継ぎ、約40分で到着しました。切符は2.7€ぐらいだったと思います。降車駅はRER B線の「ラプラス駅 (Laplace)」です。ちょうどこの日はいいお天気でした。

駅のホームはこんな感じです。ここから1階に降りて改札を抜けます。すると高架下の壁に、サティの顔が描かれたポスターを発見! フランス音楽が好きな私は、すでにうきうきしています。

ラプラス駅から南に10分ほど歩いたところに、サティが1898年から1925年に亡くなるまで住んでいたアパルトマンを見つけることができました。詳しい住所が載っているブログがなかなか見つからなかったので、いつかこの場所を訪れる誰かのために、記事の最後にまとめますね。

サティが住んでいたのは、どうやらこのお部屋のようです。プレートが付いていますね! ちょっと拡大してみましょう。

そして、このプレートの下に玄関がありました。扉の近くにサティがいたので、ちょっと横にお邪魔して夫に写真を撮ってもらっていると…アパルトマンの住人に遭遇! 観光客すぎる姿を見られてしまい恥ずかしかったのですが、にこっと微笑んでくれました。こんなときは、とりあえず明るめの「Bonjour!」で切り抜けます。

アパルトマンの前に立つと、こんな景色が見えました。遠くにある大きな橋のようなものは「アルクイユ・エ・カシャン水道橋」で、現在も水を送るために使われているそうです。この水道橋は、映画「アメリ」にも登場します。この辺りは一軒家が多く、高さのある建物が少ないので、水道橋の大きさが際立って見えますね。

サティのアパルトマンから東に徒歩10分。見晴らしのいいアルクイユ墓地へ

私たちは、サティのお墓がある「アルクイユ墓地」に向かうことにしました。だんだん日が暮れてきたので、ちょっと早歩きで向かいます。

アルクイユの街でこの木をたくさん見かけたのですが、何の木なのでしょう。とても変わった樹形で、私は興味津々です! もしご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけるとうれしいです。さて、アルクイユ墓地に到着しました。

墓地の入口は2箇所ありますが、おそらくこちらが正面入口だと思います。案内所に行って、サティのお墓がどの辺りにあるか確認してみましょう。

案内所には、墓地内の地図と名簿がありました。「S」のページをめくってみると、下から2段目にサティの名前を発見! 地図上のエリアは「MENTHE」となっています。

アルクイユ墓地はこのような小高い場所にあり、とても見晴らしがよかったです。サティのお墓はこの道を下ったところです。隅の方にひっそりとありました。墓石の上には造花の入ったかごが2つ置かれ、足元の方に紫色のパンジーが植えられていました。お花が咲いているということは、きっと誰かが手入れしているのですね。

余談ですが、当時サティはモンマルトルの文学キャバレー「ル・シャ・ノワール (黒猫)」で専属ピアニストをしており、アルクイユから徒歩で通っていたらしいのです! 電車に乗ってきたから分かるのですが、めっちゃ遠いです。具体的にどれくらいの距離があるのか調べてみました。

Googleマップの目的地を1885年のル・シャ・ノワール移転先、ヴィクトル・マセ通りに設定し、出発地をサティの住んでいたアパルトマンに設定すると…9.5kmでした。この距離を徒歩で通っていたのですね。

アクセス

アルクイユの街を散策される際は、こちらの住所を参考になさってくださいね。

サティの住んでいたアパルトマン【34 Rue Cauchy 94110 Arcueil】

アルクイユ墓地【15 Avenue Paul Vaillant Couturier 94110 Arcueil】

エリック・サティについてもっと詳しくお知りになりたい方は、こちらのサイトがおすすめです。サティの曲を勉強されている方々のお役に立てますと幸いです。

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