HEC Parisに合格するまでを振り返る・後半(2021intake)

こんにちは。前半の記事では、アメリカ西海岸のビジネススクールを目指していた夫が、志望校を欧州トップスクールに変更するまでのお話でした。 前述のキャンパスビジットから帰国後、新たに情報収集を始めたのが2019年9月下旬です。

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はたして、年明けの出願に間に合うのか? GMATの苦悩がつづく

キャンパスビジット後、私たちはAGOSのホームページの合格実績をチェックしました。過去に受験された方の中に、GMATのスコアが600点台前半で欧州トップスクールに合格された方がいるかを知りたかったからです。イギリスのManchesterや、スペインのトップ3校は600点台前半での合格実績があり、少しずつ希望が見えてきました。それから各校の特色を調べ、ManchesterとIEは受けてみよう、ということになりました。

フランスのトップ校といえばINSEADです。GMATの平均スコアは当然高く、やっぱり680点ぐらいは必要か…。お、この学校は? HEC Paris、フランスで2番目の学校らしい…。私たちはこのとき、HEC Parisを初めて知りました。合格者のGMAT平均スコアは680点と公表されていましたが、700点超えの方たちの底上げによるものと考えられ、630〜650点で合格された方もちゃんといるのです。これはいけるんじゃないか、と私は思いました。HEC Parisの協調的な校風や、世界50ヶ国以上から学生が集まる多様性に惹かれ、夫は第1志望をHEC Parisにし、AGOSのMBAカウンセラーに相談しました。おお、フランスが徐々に近づいてきましたね!

10月中旬に参加したAccess MBAというイベントで、各校のアドミッションとお話できる機会があり、夫はキャンパスビジットなしで出願することにしました。そして11月上旬に3回目のGMAT受験→撃沈。前回と同じくverbalが原因です。この辺りからGREに切り替えることを考えて、さらに勉強を開始。12月下旬にGREを受験し、GMAT換算で600点台前半のスコアを出すことができ、勉強の日々が一旦終わりました。そろそろエッセイも進めないと大変です!

エッセイでは誠実に、戦略的に、本気を伝える。自分の魅力を最大化しよう!

年が明けてすぐに、初めて出願したのはイギリスのManchesterでした。さて、次の出願時期をどうするか迷っていたとき、FTのGlobal MBA Rankingが発表されました。前年は19位だったHEC Parisが躍進し、2020年はなんと9位に。世界のトップ10校にランクインしたことで人気が出て倍率が高まるのではと考えた私たちは、急いで2月上旬の出願を目指すことにしました。

HEC Parisのエッセイは5つのテーマに分かれており、5つともそれなりの量を書かなければならず、大変だった…というのか、非常にやりがいがありました。これは5つの方向から自分の魅力を伝える千載一遇のチャンスです。1つ1つのテーマから、学校側はそれぞれ受験生の何を知ろうとしているのか、本質的な部分を明確に掴んでおく必要があります。そして、私はこれが1番大切だと思っているのですが、読者を良い意味で驚かせるような「自身の経験(人生)に裏打ちされた、自分だけのフレーズ」を捻り出しましょう! No妥協。5つのテーマがあるなら、5つともにキラキラしたフレーズを1つは入れておきたいです。これはもう、輝く文章が出てくるまでひたすら考えましょう。

1月下旬にManchesterからインタビューのお誘いがありました。Manchesterのインタビューは、軽めの質問+雑談というカジュアルなものだったようです。そして2月上旬、満を持してHEC Parisにアプリケーションを提出。その10日後にManchesterから合格の連絡があり、同日にHEC Parisからインタビューのお誘いがありました。HEC Parisのインタビューはアラムナイとの面接が2回+10分間の自由プレゼンでした。このプレゼンの準備も楽しかったなぁ。Congratulations! と書かれたメールが届いて、HEC Parisの合格を知ったのが2020年3月上旬です。Manchesterの合格を辞退し、2018年に始まったMBA受験がようやく幕を下ろしました。

最後に… 私にとって、夫のMBA受験とは何だったか

自由気ままな1人暮らしを10年ほど経験した私にとって、結婚生活というのは思っていたよりもハードでした。週5で働きながらすべての家事を担い、週末はカフェにこもって夫とともにエッセイを練る。今まで人のためにお弁当なんて作ったことなどありませんでしたが、お昼休みも勉強していた夫のために、お品書きと一言メッセージまで添えてみたりしていました。懐かしいです。

もちろん充実していましたが「結婚って大変やなぁ。1人暮らしに比べて、自分の時間がぜんぜんないな」とは感じていました。しかし仕事終わりにスーパーで買い物をして、その帰りに歩きながら「よく考えたら、私の人生の筆頭株主が自分じゃなくなっただけのことだ」と気づいたのです。私たちの結婚生活は足し算じゃなく、かけ算なのだと捉えよう、と思いました。そして今始まったばかりのMBA生活においても、協力し合う関係性を大切にしていけたらと考えています。

最後に、夫がHEC Parisのエッセイを書いていたころ、たまたま見つけた合格体験記をご紹介します。こちらはイギリスのLBSに合格された方の体験記で、100枚以上に及ぶスライドで構成されています。私は「すごいの見つけた!」と思って夫にURLを送り、何回も読みました。GMATのスコアメイクに苦しむすべてのMBA受験生のバイブルだと思います!

この場を借りてお礼を申し上げるとともに、現在の、そして未来の受験生の励みになるのではと思い、リンクを貼らせていただくことにしました。本当にありがとうございました。

GMAT 650点と共に生きた男

夫のTwitterアカウントはこちらです。

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