海外初心者による「パリ生活、こんなときどうする?」まとめ

こんにちは。

パリに引っ越して、いつの間にか300日が経ちました。

今回は新たにフランスで生活を始められる方や、そのご家族に向けて、現時点での私の「パリ生活、こんなときどうする?」をまとめてみることにしました。

私自身は、海外経験ほぼゼロ(旅行1回のみ)でパリに引っ越し、最初は知らないことや慣れないことばかりで大変でした。

この記事には過去にご紹介したものも登場しますが、自分と同じようなフランス初心者さんに向けて、

  1. 引っ越したら、とりあえず現地でこれを買おう
  2. パリでの生活、こんなときどうする?

この2点について、私の経験をシェアしたいと思います。

目次

パリ生活、まずは現地で何を買う?

1. SIMカードを買うなら

過去の記事でもご紹介しましたが、私たちはfreeの格安SIMカードを使っています。月額8.99€で50G、19.99€で100Gのプランがあります。パリ市内でよく見かけるThe Kaseというスマホショップ内に設置されている機械で購入しました(他にも色んな場所で買えるようです)。

SIMカードの購入時以外にも、スマホケースや画面の保護フィルム、イヤホンなどを買い替えた際にこちらを利用しました。店員さんが比較的若く、英語を話せる方に出会える確率が高いのもありがたいです。

2. Wi-Fiの契約はどうする?

SIMカード同様、自宅のWi-Fiもfreeと契約しました。料金の安さがとにかく魅力的なのですが、契約時に英語対応がなく苦労したのが難点です。

夫の同級生でフランス語が話せる方に間に入ってもらい、工事の日程を決めるところまで漕ぎ着けることができました。

フランス在住歴の長い方からは、パリ市内に実店舗がたくさんあるOrangeの方が初心者向けだとTwitterで教えていただきました。

ご参考までに、夫の日本人同級生で、キャンパス内の寮からパリ市内に引っ越された方はOrangeのWi-Fiを契約されたそうです。フランス語の壁は厚いですね…。

3. Navigo(交通系ICカード)を手に入れよう

フランスの交通系ICカードは日本とは違い、金額を指定してチャージするものではなく、1回分もしくは10回、20回の回数券(もしくは定期券)をチャージするタイプです。

パリのメトロでは2021年10月末から2022年3月にかけて、10枚綴りの紙の回数券が段階的に廃止されることになっています。メトロやバスを利用するたびに1回券を購入しなければならないため、1枚持っておくと便利です。

左の黒いNavigoは夫が使っている定期券で、カードの裏面には顔写真と氏名が記載されています。通学や通勤でバスやメトロを頻繁に利用される方はこちらになると思います。

以下、Île-de-France Mobilitésのサイトから各定期券の申し込み先です。

私は右の白いNavigo easyを使っており、こちらはメトロの窓口にて購入できます(券売機では買えないため、窓口の方に声をかけることになります)。回数券のチャージは、Île-de-France Mobilitésのアプリからもできるようになったそうです。

4. ブリタ(BRITA)の浄水器を使う人が多い

どのご家庭にもあるのではないかと思うぐらいよく使われています。大きめのスーパーや、キッチン雑貨が置いてあるお店で購入できます。

フランスの水道水は飲めますが、日本とは違って硬水のため、胃腸が弱い方はそのまま飲むことは控えられた方がよいかもしれません。

私は水道水の味があまり好きでないため、飲料用にはスーパーで買ったペットボトルのミネラルウォーター、加熱調理用(お味噌汁を作るときや炊飯時など)はブリタで濾した水と使い分けています。

購入先でお困りになることはないかと思いますが、私たちがパリに引っ越してきた当初、16区のpassy plazaで生活の立ち上げに関するものを買い揃えました。

ZARA HOME(布団カバーやシーツなど)、モノプリのキッチン雑貨のお店(フライパンや調理小物)など、色んなお店が入っていて便利なので、16区に住まれることになった方はぜひ。ユニクロも入っています。

passy plaza (16区)
53 Rue de Passy, 75016 Paris

5.  洗濯洗剤、柔軟剤はこんな感じ

はじめは、生活に関わる消耗品を1つ選ぶのにもパッケージのフランス語を翻訳しなければならず、スーパーに行くたびに疲れていました。種類は日本ほど多くありませんが、私が普段使っているものをご紹介いたします。

左はEU製のレノアです。日本でもなじみのある商品名を見るとホッとしますね。右はカルフールのPB商品で香りがあまりないので、きつい香りが苦手な方におすすめです。

余談ですが、フランスの洗濯洗剤と柔軟剤の容器には、日本のように注ぎ口がなくてびっくりしました。液だれが気になるので、洗濯のたびに拭き取っています。

6. シャンプーやボディーソープについて

フランスでシャンプーやコンディショナーを最初に買った際に驚いたのが、容器がポンプ式ではなかったことです。

蓋が上についているものがシャンプー、形が逆さまで蓋が下についているものがコンディショナーというふうに見分けています。

何種類か使ってみたのですが、私はこちらの写真の両端2つに落ち着きました。ロレアルパリの商品も種類がたくさんあるので、お気に入りが見つかるといいですね。続いて、ボディーソープです。

こちらもポンプ式の容器は見かけないですね。どのスーパーにもあるのはLe petit Marseillaisシリーズだと思います。

香りのきついものを避けたかったので、右上のLAIT(ミルク)を使っており、牛乳石鹸のような無難な香りで助かっています。

7. お米は、欧州産の”ゆめにしき”がコスパ良し

お米については、日本産の日本米を何回か買ったあとに、欧州産の日本米におそるおそる切り替えました。

が、これから渡仏される方には、最初から欧州産のお米で大丈夫だと伝えたいです!

私がパリで出会った日本人の方々も、こちらの欧州産のゆめにしきを召し上がっている方が多いですが、日本で食べるお米と変わらない美味しさだとおっしゃっています(私もそう思います)。

K-Martというアジア系スーパーで購入できます。日本産の日本米よりも断然安いのが魅力です。

パリ生活、こんなときどうする?

1. 日本食材はどこで手に入れる?

海外経験がほとんどなく、情報収集も特にしないまま渡仏した私は、海外に「アジア系スーパー」というものがあることさえ知りませんでした。

パリ生活開始とともにSNSを始めて、親切なフォロワーさんが教えてくださり、日本食材のお店があることを知って感動したのを覚えています。

Kioko(京子食品)は、パリで最も老舗の日本食材店です。日本食レストランが集まるオペラ地区にあり、最初の買い出しはこちらに行かれる方が多いかと思います。日本人の店員さんがいて、とても入りやすい雰囲気です。

味噌や醤油、ポン酢、日本のドレッシング、日本茶などの種類が豊富で、食材選びにこだわりのある方にはKiokoがおすすめです!

Kioko(2区)
46 Rue des Petits Champs, 75002 Paris

次にK-Martは、日本人と韓国人のご夫婦が経営されているアジア系スーパーで、パリ1区、8区、15区に店舗があります。

Kiokoのようなこだわり感は薄めではありますが、品数はK-Martの方が充実しており、全体的に幅広く揃っているイメージです。

精肉コーナーがあるのも魅力的で、パリのスーパーではまず手に入らない「骨なしの鶏もも肉」や「薄切りの豚バラ肉・牛肉」を買えるのがとても助かります。

K-Mart
(1区) 4-8 Rue Sainte-Anne, 75001 Paris
(8区) 9 Rue du Colisée, 75008 Paris
(15区) 9-11 Rue Robert de Flers, 75015 Paris

2. 魚が食べたい!どこで何を買う?

私は、Picard(冷凍食品専門店)のサーモンと鯖を気に入っています。普通のスーパーで売られている切り身よりも品質が安定しているので、いつもPicardで買います。

写真の左がサーモン、右の箱入りがニジマスです。私はいつもノルマンディー産のニジマスを買いますが、店舗によっては取り扱いがないことも。左のサーモンはどのお店にもあります。

普通に焼いても美味しいのですが、鮭フレークの作り置きも便利です。おにぎりに入れたり五目寿司に混ぜたり、重宝しています。

次に、Picardの鯖はとても美味しいので、ぜひ1度お試しください!

お家にオーブンがある方は、凍った状態のまま両面に塩をふり、200℃に予熱したオーブンで皮目を下にして20〜25分、ひっくり返して5〜10分ぐらいで焼き上がります。

寮生活などでオーブンをお持ちでない場合は解凍後、両面に塩をふりフライパンで焼きましょう。

焼き上がった鯖にごはんとお味噌汁を付けるだけで、簡単な和定食になります。脂がのっていて、日本のスーパーで買う塩鯖よりも美味しいぐらいかもしれません。骨もほとんど入っていないのでお子さまにも安心です。

この他にも、Picardのマグロが好きだとおっしゃる方が多いです(漬け丼などにアレンジされるそう)。私はあまりマグロを食べないのでまだ買ったことがないのですが、今度写真を追加しておきます。

3. お茶碗などの和食器、和雑貨はここで買える

家具付き物件に入居される場合、食器が一式備え付けられていることが多いですが、お茶碗や汁碗などは外で買う必要があります。

こちらはパリ日本文化会館といって、ビル・アケム橋を15区側に渡ってすぐの場所にあります。

散歩中に見つけて立ち寄ってみると、お茶碗や汁碗、湯呑み、日本の酒器などにたくさん出会えて感動しました。有田焼、美濃焼、波佐見焼など、選べる楽しみがあるのも嬉しいです。

その他、書道セットや折り紙、日本酒など日本文化に関わる色んなものが揃っています。プレゼント包装もしてくださるので、現地でできたご友人に日本のものを紹介されたり、何か日本の贈り物を探されるときにもよさそうです。

パリ日本文化会館(15区)
101 bis Quai Branly, 75015 Paris

4. 日本語で書かれた本が欲しいとき

ジュンク堂とブックオフはパリにもあります。私はフランス語の勉強を始める際に、日本語で書かれた教材が欲しかったのでジュンク堂に行きました。

日本から輸入された本は定価の2倍ぐらいなので、びっくりしてしまうかも。地下には漫画や日本の文房具コーナーもあり、現地の方にも人気です。

日本のAmazonで購入したものを海外発送でフランスに届けてもらう方がリーズナブルとの声も聞きますが、本がお好きな方はパリのジュンク堂をぜひ覗いてみてください。

リブレリ ジュンク(1区)
18 Rue des Pyramides, 75001 Paris

それから、数はそこまで多くありませんが、ブックオフの中にも日本語で書かれた本があります。

特にフランス語学習に関する教材や参考書などは、棚1つ分ぐらいの量があったと思います。2階にはお子さま向けの絵本があります。

ブックオフ(2区)
11 Rue Monsigny, 75002 Paris

5. インターネットで買い物するなら

日本ではAmazonを使われる方が多いと思うので、フランスでもAmazonがまず頭に浮かぶのではないかと思います(Amazon.frはこちら)。

私たちがパリに引っ越してきた当初、Amazon.frで買い物しようとするとクレジットカード決済のエラーで支払いができないということが何回かありました。

夫の同級生にも同様のケースがあり、そのときの原因はいまだに分からないのですが、現在は問題なく買い物ができています。

Amazon以外では、Cdiscountというショッピングサイトが使いやすいと教えていただきました。

6. 排水口が詰まったらどうする?

フランスでは水回りのトラブルをよく耳にします。日本とは違って水道水が硬水のため、石灰がたまりやすく、髪の毛や食べかすが一緒に固まってしまいやすいのだそう。

過去の記事でもご紹介しましたが、お風呂の排水口の髪の毛取りは日本から持参された方がよさそうです。100均で買えるものだと使い捨てのシールタイプやネットタイプが多いですが、個人的にはこのような消耗しないものがおすすめです。

お風呂 排水口 髪の毛取り ヘアーストッパー ホワイト

うちの浴室は排水口の蓋が取れない構造になっており、蓋を開けて掃除をすることができないので、これを持ってきて本当によかったと思いました。

引っ越してきた当初、前の住人の髪の毛がかなり詰まっていて水の流れがいつも悪く、できる範囲でそれを取り出すのがもっっっのすごく大変でした。

自分たちが快適に生活するためだけでなく、次に入居される方のためにもできるだけ綺麗に使いたいと思ったことでした。

それでも、もし台所や浴室の排水口が詰まってしまったら、(できるだけ早い段階で)まずはスッポンを試しましょう。

どのスーパーでも見かけるので簡単に入手できます。これで解決すればOKなのですが、それでも難しい場合はこちらの薬剤を使います。

左下のDesTopという紫色のボトルが、日本で言うところのパイプユニッシュと同じような商品です。蓋が少し開けづらく、飛び散る可能性があるので、できればゴム手袋を着用しましょう。

これを排水口に流し入れ、30分〜1時間ほど放置して水を流します。それでも解決しない場合は管理人さんにご相談を。

7. 冬場の室内が寒すぎるとき

フランスはエアコンが付いていない物件がとても多いです。

その代わり、パネル型のヒーターが備え付けられているのですが、我が家のものは部屋自体を暖めてくれる効果はほとんどなく(そして温風が出るわけでもなく)、寒い時期はかなりつらかったです。

去年の冬、パリが1番寒かった時期の気温はこんな感じでした(2月上旬)。部屋に備え付けのヒーターのみでは耐えられず、せめて温風が出るものをと思って買ったのがこちらでした。

2021年10月現在、Amazon.frで66.99€(約8,400円)、Cdiscountで86.99€(約10,900円)で販売されています。

2月にこれと同じものを購入した際は50€ぐらいだったと記憶しているのですが、これから必要になる季節だからか値上がりしているようです。

小さいですがパワーはあり、温風で室内もそこそこ暖まるので、備え付けのヒーターだけでは頼りないと思われたら迷わず買いましょう!

私たちもぎりぎりまで寒さを我慢せずに、もっと早く買っておけばよかったと思いました。

Amazon.frで購入される方はこちらから
Cdiscountはこちら ※Amazonの方が安いです

8. 花粉症に効く薬、現地で買うなら?

私自身は花粉症ではないのですが、夫にアレルギー性鼻炎の症状が出た際は、ファーマシーでこちらの2点を買いました。

左は使い捨ての目薬、右は飲み薬です。

内容量が少ないので、日本で手に入る市販薬よりも割高になると思います。花粉症の方でもしご心配なら、使い慣れたものを日本から持参された方がよさそうです。

9. 書類を印刷したい!プリンターはどこにある?

長期滞在される方なら、ビザ更新の書類やチケット類のプリントアウトが必要になることが少なくとも1回はあるのではないかと思います。

日本ならコンビニやスーパーにプリンターが設置されていますが、フランスにはそれがないので、街中のセルフコピーのお店を利用することになります。

今回は、私が実際に利用したことのあるCOPY-SELFというチェーン店をご紹介します。

私がよく利用するのは、パリ5区のサンジェルマン大通り沿いにある店舗です。

店内にはパソコンとプリンターが何台かあり、PDFファイルなどのデータを印刷されたい場合は、店内のパソコンにUSBメモリを挿して作業します。

本や紙の書類(現物)をそのまま印刷されたい場合は、プリンターのみの操作で完結します。

倍率や用紙サイズ、部数などは日本と同じように設定・変更できました。印刷されたものをレジに持ち込み、その場で料金を精算します。

COPY TOPというお店もよく見かけますが、パソコンを置いていない店舗がある(USBに入れたデータが印刷できない)ため、COPY-SELFの方がおすすめです。

私が実際に利用したことのある2店舗の住所を載せておきます。どちらのお店も感じのよい店員さんでした。

COPY-SELF
(5区、サンジェルマン大通り)
74 Bd Saint-Germain, 75005 Paris
(3区、オペラ地区から徒歩圏内)
9 Rue Brantôme, 75003 Paris ※広場の隅にあり、少し分かりづらいかも

10. 日本人経営の美容院に行きたいとき

パリに引っ越して3ヶ月ほど経ったころ、そろそろ美容院に行きたいなと思っていた時期に、Twitterのフォロワーさんから日本人の美容師さんがいらっしゃる「Datz」さんという美容院を教えていただきました。40代前半の男性がお一人で経営されています。

美容院の内装はこんな感じ。アパルトマンの一室を改装されています

今回、この記事を書くにあたって美容院の方に許可をいただき、ご紹介できることになりました。お店のホームページはこちらですが、情報量がそれほど多くないので基本情報を補足します。

  • 料金は、カットのみ40€・スパトリートメント15€で、日本のような「シャンプーありのカット」をご希望の場合はこれらを組み合わせて55€になる
  • カラーはしたことがないのですが、カット込みのパーマは100€ぐらいだったのでカラーもおそらく同じくらい
  • お支払いは現金のみなので、ご用意をお忘れなく
日本の雑誌がたくさん読めるのも毎回の楽しみ…!

お一人で経営されていることと、数ヶ月おきに日本に帰国されているためお忙しく、予約は少し取りづらいです。

まれに急なキャンセルで数日先の予約が取れることもあるそうですが、通常は1〜2ヶ月先の予約となります。

11. ご家族のためにピアノのレンタルを考えられている場合

私は、日本人の調律師さんが経営されているピアノ工房からアップライトピアノをレンタルしています。

Twitterなどでピアノに関する発信をすることがあり、パリ在住の方からピアノのレンタルについてお問い合わせをいただくことがあるので、ご興味のある方は過去に書いたこちらの記事をお読みください。

ヨーロッパならではのピアノが、月額50€前後で借りられます

調律師の小川さんのピアノ工房のホームページはこちらです。私が今、パリでレッスンを受けているピアノの先生も小川さんからレンタルしたピアノを使われているとおっしゃっていました。

留学や海外赴任に帯同されるご家族がいらっしゃる方で、パリでもピアノを続けたい・新しく始めたいと考えていらっしゃる場合、どうぞ参考にしていただけますと幸いです。

おわりに

私はパリに引っ越すまで、SNSを一切やったことがありませんでした。

期間限定の情報発信(と日本の家族・友人への生存報告)のために始めたTwitterやInstagramから、フランスでの生活の色んな情報を得られることの方が多いです。

旅行者目線ではなかなか知ることができないローカルなイベントを知れたり、それ以外にも多くの機会に恵まれたことは、フランス在住の日本人の方々が現地の情報を発信してくださるおかげだと感じています。みなさん、いつもありがとうございます。

最後に、地球の歩き方 フランス・パリ特派員ブログには、フランス⇄日本の出入国に関する最新情報がまとめられておりますので、渡仏を控えていらっしゃる方はこちらもぜひお読みください。

「パリ生活、こんなときどうする?」は、これからも随時追加してまいります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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